霧ヶ峰八島ヶ原湿原 2..
池のまわりを歩いていくと次第に景色も変わってきます。時折日が差したり、かげったりしながら様々な風景を見せてくれます。風は非常にさわやかで、まさに高原のかおりがします。
池の周囲には様々な花が咲き誇っています。植物の群落は水辺から離れるにしたがって特徴のある植生をしています。
カラマツソウ
1m位になる花です。花の様子が唐松の葉に似ている事からこの名前が付けられたとのことです。真白できれいな花です。
ノリウツギ
幹の内皮から製紙用のノリを作ることからこの名前が付いたそうです。アジサイのような花を咲かせていました。
まさに高原の花畑という感じです、ピンク色に咲いているのはおそらくヤナギランだと思います。手前に群落を作っているシダのむこうで湿原が全体的にうっすらと色づいています。
所々に生えている樹木がいい雰囲気を醸し出してくれます。
キバナノヤマオダマキ
よく見かけるヤマオダマキは褐紫色ですが、このあたりではキバナノヤマオダマキをたくさん見かけました。
湿原を半周して、出発地点に向かい戻り始めました。こちら側は、林の中を歩いていきます。林間に設けられた遊歩道を歩いていきます。すがすがしいです。
キンバイソウ
鮮やかな黄色に咲いているキンバイソウです。草原に揺れる姿が、素晴らしかったです。
コオニユリ
花はあまり大きくないですが、背丈は1.5m位あり結構高く目立ちます。
オオバギボウシ
草むらの中から花茎がすくっと伸びて花が咲いています。本体の葉っぱは草むらの陰にしっかりと隠れていますが、花の咲くときはすくっと伸ばすんですね。なるほどと思いました。野生の状態を見ると色々と新しい発見があります。
皆さんも一度訪れてみたらいかがですか?
霧ヶ峰八島湿原のページもご覧ください。詳しい情報が掲載されていますよ。