Feeding
肥料について


 フクシアは、成長した枝先に花を咲かせます。花を咲かせ続けるには枝がいつも生長し続けられるように施肥管理する必要があります。通常、私はは窒素・リン酸・カリが等比率の汎用液肥あるいは洋ラン用の液肥として販売されている液肥を使っています。
 液肥以外では、株元に置くタブレット状、あるいは粒状の緩効性肥料を使ってもいいと思います。


< 春 > 屋外で管理中のフクシア

霜のおそれが無くなり室外へ出したフクシアは、太陽の光をあびて旺盛に成長し始めます。この時期の施肥は非常に重要です。

元気に成長し続けている株  ほとんど毎日、2000倍くらいに薄めた液肥(N:P:K=10:10:10)を与えています。粒状の緩効性肥料をポットの大きさに応じた数をポットの外周に沿って置くのもいいと思います。
真夏の高温期などで元気がない株  施肥はせず。水のみにします。開花も一時中断しているか、まばらな状態だと思います。置き場所も出来るだけ北側の日陰に移し、涼しく管理します。

< 夏 > 屋外で管理中のフクシア

耐暑性があり元気に成長し続けている株(元気に開花している株)  ほとんど毎日、2000倍くらいに薄めた液肥(N:P:K=1:1:1)を与えています。粒状の緩効性肥料をポットの大きさに応じた数だけ、ポットの外周に沿って置くのもいいと思います。
高温のため元気がない株(開花していない、落葉し始めている)  施肥はせず。水のみにします。開花も一時中断しているか、まばらな状態だと思います。置き場所も出来るだけ北側の日陰に移し、涼しく管理します。
根ぐされ等で弱っている株  施肥はしない。
なるべく日陰で涼しい場所に移し根ぐされた部分を取り除いたあと植え替え、枝を落として水やりは控えめにする。

< 秋 > 屋外で管理中のフクシア

元気に成長し続けている株  開花中の株には週に2回程度2000倍くらいに薄めた液肥(N:P:K=10:10:10)を与えています。粒状の緩効性肥料をポットの大きさに応じた数をポットの外周に沿って置くのもいいと思います。
 秋も深まってきたら、液肥をN:P:K=5:10:5のものに切り替えます。
真夏の高温期の影響から回復できず元気がない株  施肥はせず。水のみにします。元気が出てきたら施肥を開始します。

< 冬 > 室内で管理中のフクシア

挿し木して育てた小苗

 1週間に一度の割合で1000倍の液肥を与えています。粒状の緩効性肥料をポットの大きさに応じた数だけ、ポットの外周に沿っておくのもいいと思います。

剪定後に屋内に取り込み成長をさせながら冬ごしさせる株

 剪定した後でまだ芽が出ていない株には、施肥しません。
 芽が出始めたら1週間に一度の割合で1000倍の液肥を与えています。
 秋の状態のまま(同じポットのまま)室内に取り込んだ株では、コンポストが十分しめるまで水やりをすると過湿になるので注意(乾燥気味に管理)

休眠させて冬越しさせる株

 施肥はしません。  若干水分を含む程度の状態で管理します。出来ればポットから時々抜いて根鉢の上半分が乾燥している状態になるまで水やりをしません。

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