Potting On
挿し木苗の鉢上げ

 挿し木の時期やその後の置き場所、温度などによって多少ずれますが、通常挿し木をしてから約1カ月が鉢上げの適期です。
 鉢上げをする前に用土を良くしめらせておきます。

<Tips>
 発根しているかどうかの見分け方は、(1)芽が成長し始めている。(2)葉の先が明るい緑色をしている。


 根を傷つけないように挿し穂を丁寧に一本ずつに分けます。
 バーミキュライトと鹿沼土を挿し木に用いた場合は、挿し穂を1本ずつにわけやすいです。

<Tips>
 根を乾かさないように作業を進めます。


 挿し穂の根本を拡大してました。
 発根している状態がよく分かります。

 3号ポリポットにコンポストを約1/3程入れます。撮影する関係でコンポストは余りしめらせていませんが、幼若な根になるべくダメージを与えないためには、少ししめらせておいた方がいいでしょう。

<Tips>
 最初のポットは余り大きなものは使わないようにしましょう。良好な成長をさせるには、3号ポリポットが適当です。大きすぎるポットは用土が過湿になります。根の成長に伴って大きなサイズのポットに鉢増ししていきます。


 発根した挿し穂をコンポストの上にそっと置き、回りにコンポストを入れます。コンポストは絶対に押し込んではいけません。

 鉢上げが終わりました。十分に水やりをしてコンポストを落ち着かせます。水やりによってコンポストは自然に落ち着きます。

 全ての挿し穂の鉢上げが終わった状態です。後は風通しの良い明るい日陰で1週間程度管理した後、日の当たる場所に出し液体肥料による施肥を始めます。

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