Winter Care
冬の管理


冬季の管理の方法

冬季の管理の方法には、一般的に大きく分けて2つの方法があります。

  1. 氷点下に下がらない冷暗所(真暗でなくても良い)で休眠させて冬越しさせる。
  2. 室内で最低温度4度程度を保ち、生育させながら春を待つ。最高でも20度を超えないように管理する。(冬季の短日期間に、電照により長日処理をして開花を継続させる事も出来るようですが、私は行っていません。)

 私は、ほとんどのフクシアを冬季も室内で生育させながら春を迎える方法をとっています。株数が更に増えた場合には、休眠させる方法を併用するようになるかもしれません。

理由:真夏がくる前に満開を迎えさせるため。
 
 日本の気候では、梅雨の時期が過ぎると、高温多湿で熱帯より暑いともいわれるきびしい夏がやってきます。フクシアを休眠させた状態で冬越しさせ、春から芽を出させた場合では、ピンチをして十分な枝数・株張りにしようとしても、満開になる前に真夏がやってきてしまい、フクシアが弱ってしまいます。
 イギリスなどではコンテストが夏過ぎにあるのをみても、気候的な差がうかがい知れます。

冬の管理のタイムテーブル
10-11月 秋の剪定 (Autumn Pruning)
 霜が降り始めるころにAutumn Pruning(秋の剪定)を行って枝を切りつめます。冬季に室内で生育させ続けて、葉がかなり茂った状態で春に屋外へ出すため、大きなハンギングなどはこの時期に植え替えを行っておきます。(葉が茂った状態での植え替えはかなり困難です。)
12月-3月 室内で管理し、枝数を増やす (Pinching & Pot Up)
 剪定した株を室内で管理します。1ヵ月ほどすると芽が出始めますので、春までにピンチを数回繰り返して、この期間に出来るだけ枝数を増やします。冬期間にピンチして枝数を増やすことが、真夏の高温多湿になる前に満開のフクシアを愉しむために必要です。
 もう一つの理由は、ピンチし続けることでフクシアをコンパクトな状態に保つ事が出来ます。100鉢以上も室内で育てていますので、場所の問題は深刻です。それでも3月下旬にはかなりの茂り具合になって、ひしめき合っています。
 オンシツコナジラミ対策として、黄色い粘着板をあちこちにつるしておきます。また、カビ対策として、木酢液の噴霧を時々行います。
4月中旬-下旬 
 室内で管理したフクシアを屋外に出します。管理の方法は、Seasonal Care > Spring Careのページにゆずりますが、外に出した時点で、ピンチをストップして枝を自由にのばし始めます。最終ピンチから約6-8週間後には開花します。(つまり6月上旬-7上旬に満開を迎えます)

<Tips>

  • 本格的な夏になる前に、どれだけたくさんの花を咲かせられるかは、冬季にいかに枝数を増やす事が出来るかで勝敗がほぼ決っします。頑張ってピンチをしましょう。
     
  • コンボストを乾燥気味に管理すること。かなり閉ざされた比較的低温の空間の中で生育するので、湿度は高めに推移します。蒸散量が少ないので、かなり乾燥気味で大丈夫です。逆に過湿にすると、確実に根腐れしてしまいます。
     
  • 昼夜の温度差が大きすぎないようにし、日中は扇風機で室内の空気を動かします。昼間でも人間にとっては少々肌寒い位がちょうど良いです。暖房機の温風は直接あたらないようにします。エアコンやFF式暖房機よりは、ファンヒーターの方が良いと思います。(二酸化炭素と湿気が燃焼により出ます。)
     
  • 成長が見られる場合1週間に1度、薄い液肥(1000-2000倍)を与えます。成長(葉の茂り具合)に伴い頻度を多くしていきます。
     
  • 春が近づくに従い、日が長くなるのと同時に日が高くなってきますので、室内に入り込む日照が少なくなってきます。厳寒期は寒さを避けるため窓際から離していたフクシアも3月頃には出来るだけ窓際に寄せ、ひしめき合っています。できだけ日光を利用できるよう、床面にはアルミコーティングされているシートを敷いて床面からの反射光も利用しています。

 <お断り>
 上記の管理の季節(月)は、私の住んでいる信州での管理を基準としています。地域によっては、そのまま当てはまらない場合も多いと思いますが、ご了承ください。

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