Autumn Pruning
冬に備えて秋の剪定


剪定するわけ

 庭植したフクシア(耐寒性のフクシア以外)と、耐寒性品種であってもスタンダード仕立てになっているフクシアは、戸外で冬を乗り切ることが出来ません。
 冬季は氷点下に下がらない納屋や物置などの場所で休眠させるか、室内に取り込むことになります。いずれの場合も、1シーズン成長したフクシアは枝が張っていて大きすぎますので、剪定(Pruning)をします。また、剪定することのよって次のシーズンもコンパクトに仕立てることが出来ると共に、改めて新芽を出させて仕立て直しすることによって、良好な成長をさせ、たくさんの花を愉しむことが出来ます。


剪定の時期

 信州の私が住んでいる所では、1月下旬頃の一番寒いときで-18度前後まで冷え込みます。10月末から11月初めにかけて初霜がありますので、その頃を目安に剪定して室内に取り込みます。軒下にあるものは霜にさえ当たらなければ11月下旬まで戸外で開花している品種もあります。まだ、開花中で少々もったいない気もしますが株数が多いものですから、心を鬼にして順次剪定をし、室内へと取り込みます。

 耐寒性フクシアを庭植したままで越冬させることにはまだトライしていません。そのうちやってみたいと思っています。また、今のところは成長させながら冬越しさせる場所がとれるので、ごく一部を休眠させ、残りのほとんどのフクシアを室内に入れて、生育させながら冬越しさせています。


フクシアの秋の剪定方法をご紹介します。画像もしくはリンクををクリックするとそれぞれの株の剪定の手順のページへ移動します。

ブッシュ仕立ての剪定1

 我が家に来て3年経過した、ミニローズを剪定しました。ミニローズは小振りなかわいい花です。

ブッシュ仕立ての剪定2

 こちらも3年経過した(つまり3回目の剪定)ワッサニンフ。剪定前はかなりの枝張りです。

ハンギング仕立ての剪定1

 春にハンギングポットに植えて1シーズンたったサウスゲートを剪定しました。まだ幹もさほど太くなっていません

ハンギング仕立ての剪定2

 ハンギング3年目のピンクガレロを剪定。最も太い幹はかなり太く人差し指くらいあります。

スタンダード仕立ての剪定1

 ハイドコート・ビューティのスタンダード(ハーフスタンダード)の剪定です。前年の初秋に仕立て始めたものですが、成長が早いので幹はかなりの太さになっています。

スタンダード仕立ての剪定2

 私が1997年に初めて買ったフクシアで、それ以来フクシアにはまってしまったきっかけとなった我が家で最古参のフクシア(エンジェルス・イヤリング)です。現在は基部からも枝を出させるという変則スタンダード仕立てにして愉しんでいます。主幹の高さは1.2mで鉢の高さも入れると全高2m以上あります。

庭植したスタンダードの剪定

 通信販売で購入した際に、間違って我が家にやってきたフクシアですが暑さにも強く性質も強健、花つき良好なので、1999年から毎年庭植えにしています。この時点で3年目(2001)です。ハンギングにしても見事に仕上がる品種です。
 剪定が終わったら、掘り上げます。

庭植したスタンダードの掘り上げ

 剪定が終わった上記のスタンダードを堀上げてポットに移します。
 庭植のスタンダードは、耐寒性品種かどうかに関わらず冬には堀上げてポットに移して春まで休眠させるか、室内で管理しなくてはなりません。この時点で3回目の堀上げをしています。


 剪定を終わったフクシアは、鉢の表面に残っている枯れ葉やゴミをきれいに取り除いた後、殺菌剤を使って消毒します。植え替えは行わず、そのまま春まで管理します。もし植え替える場合は、同じ大きさの鉢に植え替える(repotting)か一回り小さい鉢に植え替えます。(potting down)


<お断り>
 上記の管理の季節(月)は、私の住んでいる信州での管理を基準としています。地域によっては、そのまま当てはまらない場合も多いと思いますが、ご了承ください。

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